映画和日乗

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「エリザベス:ゴールデン・エイジ」監督シェカール・カプール at TOHOシネマズ梅田

16世紀、英国女王エリザベス1世(ケイト・ブランシェット)は内憂外患に煩悶していた。スコットランドに幽閉されているメアリー(サマンサ・モートン)王女は皇位継承権を主張してエリザベスに反駁している「内憂」、宗教の違いで嫌悪し合うスペインという「外患」。折しもエリザベス暗殺未遂事件が起き、それを機にスペインが戦争を仕掛けて来る…というお話し。前作「エリザベス」('98)で英国中世史を実にわかり易く見せてくれた監督カプール&主演ブランシェットが更にスペクタクルに歴史絵巻を紐解いてくれる。今回のエリザベスはいくさにゃ強いが恋にはウブ、という女番長ぶり。ややお品はよろしくないが絢爛たる歴史娯楽映画としてお腹いっぱい楽しめる。お勧め。

エリザベス [DVD]

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