映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ガリバー旅行記」監督ロブ・レターマン at 109シネマズHAT神戸

姪っ子同伴なので日本語吹き替え、3D版。
というか、そもそもオリジナル版の上映はどの劇場も夜の回しかない。完全にお子さまシフト。
ジョナサン・スウィフトの古典を現代風にアレンジ。NYの新聞社から始まり、海の竜巻にのまれたガリバー(ジャック・ブラック)がリリパットなる小人の国に漂着、隣国との戦争にひと役買うというお話し。物語の底に流れているテーマは「勇気とは何か」。
愛の告白は正直に、そしてストレートに心を込めるべし。そして戦う勇気よりも争いを自制する勇気も肝心、といったところだろうか。しかしトランスフォーマー出て来るのはなぁ。いつの間につくったんだ?
脚本は90分以内に纏めたい為にディテールを飛ばしまくっている。撮ったのにカットしたのかも。
3Dの意義も薄い、2Dで充分な撮り方。
それにしても日本語吹き替え版、ロックスターであるジャック・ブラックの歌まで吹き替えるのはどうか。しかも相当下手ときている。
ラストの「WAR」は聴かせどころだろうが。最早犯罪的。


ちなみにオリジナル、エドウィン・スターの2001年のライブ版「WAR」

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村