韓国、インチョン。
5人の女子高校生達の楽しげな戯れから始まり、すぐにその一年後の彼女達の日常のシーンへ。
ある者は上昇志向丸出しでソウルでキャリアウーマンを目指し、ある者は実家のサウナ屋を手伝いつつ、ボランティアで身体障害者の詩人の代筆を務める。
両親が亡くなり、天井が落ちそうなあばら屋で年老いた祖父母と暮らす者、そして陽気で前向きに、アクセサリーの露天商を営む双子のコ達。
それぞれの日常を繋ぐのは携帯電話のメール。
何となく集まっては、未来を語り合う…彼女達の不安げな背中を捉えるキャメラが素晴らしい。
何と愛らしい、素敵な青春映画なんだ!
この女性監督の個性なのか、男の子との恋愛模様は曖昧に描かれており、よく解らないという欠点はあるものの、女のコ達の心の刹那を美しいショットの連なりで描いてみせた力量は、それを補って剰りある。お勧め。
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/01/19
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渋谷区桜ヶ丘「エクセルシオール・カフェ」で亀田裕子Pと打ち合わせ。