「アララトの聖母」('02)でトルコの民族虐殺を告発したアトム・エゴヤン、さて今回はいかな重大な暴露が、
と思いきや、アメリカのテレビ芸人の醜悪な秘密を描く。
1950年代、30時間以上ぶっ通しで小児まひ撲滅の為の寄付を呼びかけるTV番組があった。
この番組により小児まひが治癒した少女は、長じてルポ・ライターとなり、かつて番組の司会をしていた漫才コンビに取材を申し込む。
自らの生い立ちもあり、この二人を尊敬していた彼女(アリソン・ローマン)は、チャリティ番組の翌日、二人が泊まった新装開店のNYのホテルで起きた女性怪死事件に突き当たる…というお話し。ネタバレというほどでもないと思うので書いてしまうが、要はセックス・スキャンダルで、最近のハリウッド映画としては珍しくやたらと性交シーンもあるのだが、どうにも「だからどうした」というお話しでしかない。
実際にあった事件ではないらしく、原作は小説。
サスペンスとしての謎解きも希薄。すぐクスリの誘惑に負けてヤッちゃうアリソンちゃん、おバカで頼りなさ過ぎ。
- 出版社/メーカー: アット エンタテインメント
- 発売日: 2006/05/27
- メディア: DVD
- クリック: 35回
- この商品を含むブログ (17件) を見る