映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ベッドタイム・ストーリー」監督アダム・シャンクマン at 109シネマズHAT神戸

姪っ子同伴なので日本語吹き替え版。
LAで小さなホテルを経営していたブロンソン家。経営不振で大きなホテルチェーンに買収され、ブロンソン家の長男スキーター(アダム・サンドラー)は長じてこのホテルの修繕係として雇われている。ある日、教師の姉が学校の取り壊しにより失職、職探しの間息子と娘を独身のスキーターに預けて出て行く。スキーターは寝付かない子供たちに即興自作のお話しを聴かせてやるが、どうにも我欲にまみれた夢のない話しばかり。が、そのお話しに近い出来事が次々と現実に起こる。折しも、スキーターにホテル移転に伴う出世のチャンスが巡って来るが…というお話し。
ディズニーの実写もの、あまり目くじら立てるのも気が引けるがストーリー展開のテンポがちょっとタルい(110分)。お話しが現実になっていくエピソードはひとつくらい抜いても成立するのではないか。ラストはハッピーエンドになるのが観客には分かっているので、もう少しサンドラーの「人生にハッピーエンドはない」と信じるトラウマを使ったフックがあった方が後半のサスペンスは盛り上がったのでは。以上大人の意見。テレサ・パーマーがキュート。