映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「降りてゆく生き方」監督・倉貫健二郎 at 日本青年館大ホール

 食の安全と、人間の自然回帰を訴えるプロパガンダ映画。
 映画的な技術論で語るべき映画でもないと思うので、分析はここでは避ける。劇場公開もDVD発売もしないと宣言し、全国でホール上映、口コミで広がった。土建開発主義を諌め、政治に絶望せず、市民の政治参加によって改革するという理念への共感が観客動員に繋がっているとしたら、このか細くも力強い光に希望を感じる。