映画的日乗

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「石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか」in 東京都現代美術館

石岡瑛子 | 展覧会 | 東京都現代美術館|MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO

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当日券に並ぶこと1時間40分。

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私は1964年生まれ。

日常の中に石岡瑛子さんの手がけたプロダクツが溢れかえっていたことをあらためて認識する。

資生堂前田美波里のポスター

東急のロゴ

山本山の海苔の缶

マキシムのインスタントコーヒー。

 

彼女が映画の世界へ向かってからのコッポラとのコラボレーション。

コッポラプロデュース、ポール・シュレーダー監督1985年の「MISHIMA」の美術はこの映画のルックにおいて主張が強過ぎるように感じるほどだ。

日本未公開のこの作品はDVD、Blu-rayで観ることが出来る。

 

 


The Vows (Scene from Mishima: A Life in Four Chapters)

この作品の公開が差し止められたことでこの国の表現の枠の存在に絶望した石岡さんは完全に活動拠点をNYに移す。

彼女は正しい。

21世紀に入って日本は今日に至るまで表現の枠をどんどん狭めている。

責任回避と経済最優先は文化芸術を枯らしてしまった。

 

展示の最後に彼女の学生時代のノートが。

栴檀は双葉より、なんて言葉さえ陳腐な才能の塊がそこに。ちょっとクラクラするほどだった。

2月14日まで。

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