映画和日乗

映画、食、人。西に東に。

                         

「ジャンプ」監督・竹下昌男 at シネカノン神戸

佐藤正午の同名小説の映画化。竹下監督デビュー作。
福岡への出張を前日に控えた、東京に住むごく普通のサラリーマン(原田泰造)。
その恋人(笛木優子)は、彼と呑んだ帰路、「5分で戻るから」と言った切り行方をくらます…というお話し。
一応ミステリー仕立てなので詳しくは書けないが、のらりくらりとした原田をなにくれとなく世話を焼く会社の同僚(牧瀬里穂)が、何故にそんなに彼に固執するのか描写が希薄なため、その力強い眼差しがホラー並みにコワく見えてしまう。
会社内の人事や人間関係はきちんと描かれている反面、女性達の行動心理が唐突な印象。
しかしゆったりとした全体のリズム感は素敵だった。
観終わって誰も席を立たないので、そんなに皆感動してるの!?と思ったら、続いて竹下監督と原田泰造氏の舞台挨拶が。

ジャンプ [DVD]

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